健康保険証でカードローンの審査には通るのか
カードローンの審査は、運転免許証を持っていると便利です。運転免許証であれば顔写真付きの証明書として使えるため、申し込み時に使う本人確認書類としての信頼性が高いのです。ところが、免許を持っていない人は運転免許証を出せないため、本人確認書類として利用できない問題があります。
そこで、健康保険証を提出する方法もあります。しかし、健康保険証を提出する場合には、いくつかの注意点を守らなければなりません。
健康保険証の種類によって審査対応がわかれる
健康保険証と言っても、国民健康保険と社会保険では対応が異なります。社会保険については勤務先などの情報がわかりますので、一部の借り入れ先では在籍確認の書類としても利用がされる場合があります。つまり在籍していることを証明して、しかも本人の確認についてもある程度は行えるため、社会保険証であればある程度の信頼性は保たれると言えます。
一方で国民健康保険の場合は、書かれている内容が個人的な情報だけで、勤務先などの情報はわかりません。この場合には、仕事をしている情報をしっかり聞き出さなければなりませんので、本人確認の電話を行っている時、仕事について再度確認が行われます。面倒な回答が増えてしまうので、国民健康保険では対応が悪くなると考えてください。
健康保険証の期限が切れていると駄目
カードローンでは、審査の時点で有効とされる証明書が必要です。健康保険証でも、特に国民健康保険に対しての話ですが、有効期限が1年間と定められていることが問題となります。
期限が切れている健康保険証を提出しても、審査では認められません。本人確認書類としては不適切と判断され、最新の健康保険証を提出するように求められます。何度求めても新しいものを出せなかった場合は審査に落とされてしまいます。
これは運転免許証を本人確認書類として提出する場合も同様で、更新がされていないといくら免許証でも本人確認書類としては認められません。そのほか、パスポートなどの顔写真付きのものに関しても、やはり有効期限内のものが本人確認書類として認められています。
健康保険証では書類として認められないカードローンも
一部のカードローンでは、健康保険証を本人確認書類として認めていません。健康保険証だけでは弱く、本人を確認できる書類を提出する場合に、マイナンバーカードなどの別の書類を要求されることもあります。健康保険証は、信用度が低いと判断されるケースもあるため、大手消費者金融や銀行などの一部のカードローンではより信頼できる書類を求めてきます。
もし、健康保険証が本人確認書類で認められていないのであれば、別の書類を提出するようにしてください。運転免許証の交付を受けていないのであれば、マイナンバーカードなどを提出しておくことが望ましいでしょう。特にマイナンバーカードは信頼性の高い書類として使われており、大手のカードローンでも本人確認書類として認めている場合が多いです。
カードローンの契約だけに限らず本人確認書類が求められる手続きの場合には健康保険証ではどうしても弱くなるため、本人確認書類のためだけに運転免許証を取りにいくのは時間も費用も掛かりますが、マイナンバーカードならある程度の期間はかかってもそこまで手間もかけずに発行が受けられるので、これからのためにも発行をしてもらうのも良いでしょう。
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